遺品整理は自分でできる?遺品整理の手順と注意点、業者に依頼するメリット・デメリットを解説

遺品整理は自分でできる?

家族や親族が亡くなると、家をそのままの状態にはしておけず遺品整理が必要になります。遺品整理は自分でできるのか、業者に依頼すべきなのかを迷う方は、少なくありません。

故人との思い出が詰まった遺品の整理は、自分自身で進めたいと考えても、時間や遺品の量の問題で難しい場合もあるでしょう。

この記事では、遺品整理を自分でできるのかの判断基準を説明したうえで、自分で遺品整理をする場合の手順や注意点を解説します。

業者に依頼する場合のメリット・デメリットも併せて解説しますので、遺品整理をどのように進めるべきかお困りの方は参考にしてみてください。

目次

遺品整理は自分でできる?

遺品整理を自分で行うか業者に依頼するのかは、遺品整理を進める最初の問題になります。遺品整理を自分で行うか否かの判断基準は、次の3点です。

  • 自分で遺品整理を行う時間があるか
  • 自分以外の親族・知人の協力を得られるか
  • 遺品の量はどの程度か

遺品整理を自分で行うと、遺品の量が多くない場合でも、分別とゴミ出しで少なくとも数日はかかる作業です。

故人と同居しておらず、遺品整理を行う場所が遠方であったり、自分以外に遺品整理を行う人がいなかったりする場合には、数日間にわたって自分で作業を進めるのは難しいでしょう。

逆に、故人と同居していた親族が少しずつ作業を進める場合や、遺品の量がとても少ない場合には、遺品整理を自分で行うこともできるでしょう。

まずは、上記の3つの判断基準を参考に、遺品整理を自分で行うか業者に依頼するかを検討してみてください。

自分で遺品整理をする手順

自分で遺品整理をする際は、闇雲に作業を進めても上手くいきません。効率的に作業を進めるには、次の手順を意識するとよいでしょう。

  1. スケジュールを組む
  2. 遺品の仕分けをする
  3. 仕分けた遺品を個別に処分する

遺品整理は大がかりな作業になるため、スケジュールを組んでコツコツと作業を進めるのが重要です。以下で、それぞれの内容を詳しく見ていきます。

①スケジュールを組む

作業の目途をつけるため、まずはスケジュールを組みます。スケジュールを組む手順は、次のとおりです。

  • 遺品の量と部屋の間取りから終了までにかかる日数を見積もる
  • 作業に充てられる日程と作業にかかる日数から作業の終了予定日を設定する
  • 1日ごとの具体的な予定を決める

たとえば、遺品整理にかかる日数を4日と計算し、作業に充てられるのが土日だけの場合は、2週間後を終了予定日に設定したうえで、1日ごとの予定を決めます。

作業日数の見積りが難しい場合は、余裕を持ったスケジュールを組むべきです。大がかりな作業を終わらせるには、無理のないスケジュールで着実に進めていくのが重要です。

②遺品の仕分けをする

遺品整理の具体的な作業のうち、最初にすべきは遺品の仕分けです。まずは、遺品を「残す物」と「処分する物」に分類します。そのうえで、処分する物は、処分方法ごとの分類が必要です。

残す物としては、次のような物があげられるでしょう。

  • 形見となるような思い出の品
  • 通帳、現金、有価証券、貴金属など財産的価値のある物
  • 土地の権利書、契約関係書類などの重要書類

財産的価値のある物は、勝手な判断で処分してしまうと相続人間でのトラブルに繋がる可能性もあります。しっかりと仕分けし、遺品整理後に相続人間で協議するようにしてください。

処分する物も、廃棄処分する物とリサイクル可能な物に分類できます。家電、大型家具、衣類など廃棄処分の方法も自治体ごとで異なるため、処分方法ごとの仕分けが必要です。

③仕分けた遺品を個別に処分する

処分する遺品は、おおむね次のとおりに分類できます。

  • 燃えるゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 粗大ゴミ
  • リサイクル家電

これらは、自治体ごとに処分方法が決まっています。回収日や料金もさまざまなので、各自治体のルールを守ったうえで個別に処分しなくてはなりません。

また、上記以外の分別が必要となる自治体もあります。

粗大ゴミは事前予約が必要な自治体も多く、不用品の処分だけでも複数の日程に分ける必要があります。遺品整理のスケジュールを組む際は、ゴミの回収日も意識しておくとよいでしょう。

個別の処分が大きな負担となる場合には、不用品回収業者や遺品整理業者に処分のみを依頼するのも有効な手段です。全ての作業を業者に依頼するよりは費用を抑えられ、処分する物は1度にまとめて処分できます。

部屋からの運び出しの作業も依頼できるため、重い家財を自分で搬出するのが難しい場合も、一部を業者に依頼するのも手段の一つです。

自分で遺品整理をする際の注意点

時間や遺品の量から自分で遺品整理が可能と考えられる場合でも、自分で遺品整理を行う際にはいくつかの注意点があります。

ここでは、自分で遺品整理をする際の注意点を3つ紹介します。

①故人との思い出が深く作業を進められない

遺品の中には故人との思い出が深い品物も多いです。そのため、処分することに精神的負担を感じて、処分をスムーズに進められない可能性があります。

どうしても作業を進められないときには、時間を置いてから作業を再開するか、思い出に影響されずに作業を進められる業者に依頼するのがよいでしょう。

②放置・長期化による近隣からの苦情

遺品整理をせずに長期間放置したり、昼夜を問わず作業をしたりしていると、近隣から苦情を受ける可能性があります。

遺品整理を行う際には、生ゴミなどは放置せず先に処分を済ませてしまいましょう。大がかりな作業で騒音の可能性がある場合には、近隣に事情を説明したうえで作業を進めるべきです。

③価値のある物を処分することによる親族とのトラブル

現金や預貯金、不動産の権利書など財産的価値のある物を勝手に処分すると、親族とのトラブルを招く可能性が高いです。

遺品のうち価値のある物は相続財産となります。そのため、取り扱いには十分な注意が必要で、紛失や着服を疑われないように作業を進めなくてはなりません。

重要な財産を仕分けする際には、複数の相続人で作業を行い、自分だけが疑われるような状況を作らないようにしましょう。

自分で遺品整理が難しいなら業者に依頼する

遺品の量や時間、精神面などの理由で遺品整理を自分で進めるのが難しい方も多いでしょう。自分で遺品整理を進めるのが難しい場合には、遺品整理業者に依頼するのをおすすめします。

遺品整理業者を利用する際には、業者に依頼するメリット・デメリットを把握しておくべきです。

業者に依頼するメリット

業者に依頼する何よりのメリットは、業者に作業を任せることで肉体的・精神的負担から解放されることです。

遺品整理業者は、遺品の量が多い場合でも対応できますし、粗大ゴミやリサイクル家電もまとめて処分できます。自分で進めるには何日もかかる作業が、基本的には1日で終えられます。

買い取りに対応した業者であれば、価値のある物は買い取りに出して処分費用に充てることも可能です。ハウスクリーニングの対応をしている業者も多く、遺品整理の開始から終了まで全ての作業を任せられます。

業者に依頼するデメリット

業者に依頼するデメリットは、費用がかかることです。間取りや遺品の量によっては数十万円の費用がかかる可能性もあります。

遺品整理の費用は業者によって大きな差があるため、業者に依頼する際には複数の業者で相見積もりを取るのをおすすめします。

残念ながら、遺品整理業者の中には悪質な業者も多いです。悪質な業者に依頼すると、高額請求や不法投棄のトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

遺品整理業者を選ぶ際には、インターネットの口コミや、遺品整理士が在籍しているかなどを参考に、信頼の置ける業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

遺品の量も少なく、遺品整理に時間をかけられるのであれば自分での遺品整理も可能です。

しかし、遺品整理は肉体的にも精神的にも負担の大きな作業です。自分で作業を進めるのが難しいのであれば、無理をせず業者に依頼することをおすすめします。

MIND株式会社は武蔵村山市にあり、多摩地域を中心とする対応エリアの遺品整理業者です。遺品整理士の資格を持つスタッフが、遺品整理のお手伝いをさせていただきます。LINE・メール・お電話での相談や無料見積りをお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

mindのアバター mind 代表取締役

遺品整理、特殊清掃の際には、ご遺族・ご親族さまの立場に立ち、心に寄り添い、残された品々を丁寧に適切に扱うことを信条としています。

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