遺品整理が辛くて進まない…心の負担を軽くするためのポイントと進め方

大切な家族や親族が亡くなり、必要に迫られて遺品整理をしようにも、どうしても思い出が蘇ってきて辛い……遺品整理が進められない……という悩みを持つ方は少なくありません。

故人が普段使っていた家財道具には、それぞれ思い出が詰まっており、中には自分も直接的に関係している遺品もあることでしょう。それらを整理するのはとても精神的にとても大変な作業です。

また、途方に暮れるほど遺品の量が多い、家族間で意見の相違が起きて辛いなど、故人との思い出のほかにも遺品整理には精神的なハードルがある場合も。

そこでこの記事では、遺品整理が辛くて進められない方へ向けて、心の負担を軽くしながら遺品整理を進める方法をご紹介します。

目次

遺品整理の重要性と心の準備

遺品整理は、故人の遺品を整理するだけでなく、心の整理も行う大切な作業です。心の準備ができていないと、遺品整理が進まず、気持ちが楽にならないかもしれません。

まずは、遺品整理の重要性を理解し、心の準備を整えましょう。遺品整理は、故人の遺品を整理し、家族の心の負担を軽くするためにも必要な作業です。また、遺品整理を通して、故人との思い出を振り返り、故人を偲ぶことができます。

もちろん、賃貸物件の退去や不動産の売却などの手続きのために急いで遺品整理を行うケースもありますが、故人との最後のお別れという気持ちで遺品整理を進めていきましょう。

遺品整理を辛く感じる理由

遺品整理を辛く感じる理由は、主に3つあります。

故人との思い出
家族間の意見の相違
遺品の量

故人との思い出

大切な家族や親族の遺品整理をしていると、どうしても故人との思い出が蘇り、感情的になってしまうことがあります。遺品を整理することで、故人との別れを実感し、悲しみが湧き上がってしまうためです。

また、故人が亡くなったことに対する悲しみや喪失感から、遺品整理にまったく着手できないというケースもあります。

家族間の意見の相違

遺品整理では、形見分けとして家族や親族で遺品を分け合うものと、リサイクルや処分しなければいけないものを分けなければいけません。捨てられないものや大切なものの捉え方が異なる場合、誰がどのように遺品整理を進めるかについて意見が分かれることがあります。

それらの整理・仕分けにおいて、家族間で意見が異なる場合、遺品整理をスムーズに進めることはできません。それが長期間続くと、もう遺品整理は嫌だと精神的に参ってしまうことでしょう。

遺品の量

とにかく遺品の量が多い場合、遺族のみで全ての遺品整理をしようと思うと、終わりが見えない苦しさから、辛いと感じてしまうことが少なくありません。

遺品整理に慣れている人は少ないため、遺品が多すぎるとどこから手をつけたらいいか分からなくなってしまいます。普段はきれい好きな片付け上手の方でも、遺品整理となるとどこから手を付ければいいのか分からない方がほとんどです。

また、遺品の量が多いと遺品整理に何日もかかり、休みの日に少しずつ進めていると、気づけば固定資産税の支払い時期に…というケースもあります。

心の負担を軽くする遺品整理の進め方

心の負担を軽くして遺品整理を進めるためには、計画を立てて複数人の遺族で遺品整理を行うのがポイントです。

ここでは、3つのポイントをご紹介します。

時間と予算の計画

まずは、遺品整理にかけられる時間や予算を計画しましょう。計画を立てることで、遺品整理がスムーズに進むだけでなく、心の負担も軽くなります。

遺品整理に使える時間に余裕がある場合は遺族のみで進めることもできますが、忙しい場合や遺品の量が多い場合は遺品整理業者に依頼することも検討してみましょう。

遺品整理を業者に依頼した際の費用相場は以下のとおりです。

間取り作業人数作業時間費用相場
1R・1K1~21~3時間30,000~80,000円
1DK2~32~4時間50,000~120,000円
1LDK2~42~6時間70,000~200,000円
2DK2~52~6時間90,000~250,000円
2LDK3~63~8時間120,000~300,000円
3DK3~74~10時間150,000~400,000円
3LDK4~85~12時間170,000~500,000円
4LDK以上4~106~15時間220,000~600,000円
引用:みんなの遺品整理「遺品整理相場の料金表」

ただし、実際の費用は、遺品の量やリサイクルできる遺品の量などによって変わってきますので、まずは無料の見積もりから依頼しましょう。

その際は、ぜひMIND株式会社まで一度お問い合わせください。お客様のご要望に合った、オーダーメイドのお見積りをさせていただきます。

遺品整理の流れと手順

遺品整理をスムーズに進めるためには、遺品整理の流れと手順を把握しておくことが大切です。自分たちで遺品整理を行う場合、主な手順は以下のとおりです。

  • 遺品の仕分けルールを作る
  • 仕分けした遺品を形見分けするのか、処分するのか決める
  • 処分すると決めた遺品を、適切な方法で処分(もしくはリサイクル)する
  • 部屋の掃除をする

いきなり遺品の処分から始めるのではなく、まずは遺族で話し合い、形見分けから行いましょう。貴金属や金銭的価値のあるものは、相続の問題に発展することがあるため、しっかりと話し合うことが重要です。

また、形見分けをして残った遺品もすべてを処分するのではなく、中古品の買取業者やリサイクル業者に引き取ってもらうことで、故人の想いを紡ぐことにもなります。ぜひ積極的に再活用の道を考えてみてください。

分担と役割分担

遺品整理は、遺族で協力して行うことが大切です。分担や役割分担を明確にし、遺品整理を進めましょう。遺族全員が協力し合うことで、遺品整理がスムーズに進み、心の負担も軽くなります。

例えば、大きな家具や家具や家電製品などの処分は男性、衣類や小物の整理は女性が行うなど、得意な分野を担当することで効率的に進められます。

また、相談を重ねながら進めることで、家族間の意見の相違も解消されやすくなります。仕分けの際にどのような基準で行うか、どのような方法で遺品を処分するかなど、事前に話し合っておくことが重要です。

さらに、遺品整理が終わった後も、遺族で故人の思い出話をし合うことで、心の負担を軽くすることができます。遺品整理を通じて故人を偲び、家族の絆を深める機会として捉えることも大切です。

遺品整理で気をつけるべきポイント

最後に、遺品整理をトラブルなく進めるためにも、気をつけていただきたいポイントをご紹介します。

故人の遺志を尊重する

遺品の中には、故人自身が大切にしていたものや思い出の品が含まれている場合があります。そのため、故人の遺志を尊重し、大切に扱うことが大切です。遺書やエンディングノートの中に、遺品の取り扱いや寄付などについても記載がある場合もありますので、よく確認してみてください。

また、遺品整理の最中に遺書やエンディングノートが見つかることがあるため、最初にある程度探しておくとトラブルを防止できます。

家族の意見を尊重し合う

家族間で意見が異なる場合でも、互いの意見を尊重し合い、遺品整理を進めることが大切です。家族の意見を尊重し合うことで、遺品整理がスムーズに進み、心の負担も軽くなります。

ストレスを感じる場面もあるかもしれませんが、衝突を起こしても大きなトラブルの火種になってしまいます。意見を押し通すのではなく、落とし所を探ることを優先しましょう。

法的手続きの確認

遺品整理を進める前に、必要な法的手続きを確認しておきましょう。遺産相続や遺産分割、遺産税の手続きが必要な場合があります。法的手続きを確認し、遺品整理をスムーズに進めましょう。

相続や税金に関しては、プロである司法書士や税理士に相談をしてください。

整理方法の工夫

遺品整理を進める中で、整理方法を工夫することが大切です。例えば、遺品を分類する際に、ラベルを貼って分かりやすくするなど、整理方法を工夫しましょう。整理方法を工夫することで、遺品整理がスムーズに進み、心の負担も軽くなります。

遺品整理は、自分自身で進めることもできますが、プロに依頼することも検討してみましょう。すべての作業を依頼するのではなく、形見分けのあとの荷物の処分や、大型の家具・家電のみを処分してもらうなどの活用方法もあります。

まとめ

遺品整理は、精神的にも体力的にも大変な作業です。遺品整理が辛いと感じて進められない方も少なくありません。

そんなときは、遺品整理を一人で抱え込まず遺族や業者に相談してみてください。一人で遺品整理を行うよりも、おそらくスムーズに進めることができるはずです。

遺品整理のことでお困り事がありましたら、MIND株式会社まで一度ご相談ください。どんなことでも、親身になってご対応いたします。

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この記事を書いた人

mindのアバター mind 代表取締役

遺品整理、特殊清掃の際には、ご遺族・ご親族さまの立場に立ち、心に寄り添い、残された品々を丁寧に適切に扱うことを信条としています。

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