特殊清掃の現場とは?特殊清掃が必要な現場や現場での作業内容を解説

特殊清掃とは、通常の清掃では汚れや臭いを落とすのが難しい家屋の掃除をすることを言います。孤独死の現場やゴミ屋敷では、害虫や強い悪臭が発生するため特殊清掃が必要となるケースが多いです。

特殊清掃の現場では、物の片付けや床の清掃など通常の清掃を行ったうえで、除菌・消臭の作業を進めます。

この記事では、特殊清掃が必要な現場や現場での具体的な作業内容を解説します。信頼のできる特殊清掃業者の選び方についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

特殊清掃が必要な現場とは?

特殊清掃が必要な現場として、多いのは次の3つです。

①孤独死の現場となった部屋
②ゴミ屋敷
③事件・自殺があった部屋

どの現場も、悪臭や害虫の発生によって過酷な現場となるケースが多いです。

①孤独死の現場となった部屋

孤独死の現場は、特殊清掃が必要な現場として最も代表的なものです。

孤独死の現場では、遺体が長期間発見されないケースも珍しくありません。

遺体が長期間発見されずに腐敗が進むと、遺体の周りには体液が広がり、ウジ虫も大量に発生します。染みついた体液や腐敗臭、害虫の駆除には、通常の清掃では足りません。

孤独死の現場は早急に清掃しなければ、悪臭やウジ虫の被害が隣家や下の階にまで及ぶ危険があります。孤独死の現場での清掃が必要な場合には、すぐに業者に依頼するようにしてください。

②ゴミ屋敷

ゴミ屋敷も、ゴミを撤去しても床や壁の悪臭が除去できなかったり害虫が発生したりして、特殊清掃が必要となるケースが多いです。

生ゴミや排泄物を長期間放置することで発生した強い腐敗臭は、通常の清掃では除去できません。ゴミ屋敷は、悪臭が近隣にまで及び、近隣の住民からの苦情で発覚するケースも珍しくありません。

悪臭の強いゴミ屋敷は、ゴミの片付けだけでなく片付け後の特殊清掃も業者に依頼することをおすすめします。

③事件・自殺があった部屋

事件・自殺があった部屋では、孤独死があった部屋と同じく遺体が長期間放置されるケースもあります。さらに、大量の血痕が残るケースも珍しくありません。

床や壁に体液や血痕が染みついてしまったケースでは、特殊清掃でも臭いや血痕を除去できないこともあります。その場合には、特殊清掃だけでなく、床や壁の張り替えなど大がかりなリフォームが必要です。

事件・自殺があった部屋でも、すぐに業者に依頼して対応することをおすすめします。

特殊清掃の現場作業

ここでは、特殊清掃の現場での作業内容を順番に解説します。基本的に、特殊清掃を個人で行うのは難しいです。特殊清掃が必要な場合には、業者に依頼するようにしましょう。

また、当然のことですが、孤独死や自殺・事件のあった現場では、業者よりも先に警察への通報が必要です。清掃作業を依頼するのは、警察による現場検証を終えたあとになります。

①物の片付け・撤去

特殊清掃の現場では、悪臭や害虫の元を絶つことが最優先事項です。そのため、作業の順序は、現場によって前後するケースもあります。

まずは、悪臭や害虫の元となる現場付近の物の片付けや撤去を行います。体液や血液が付着した物は、遺品の仕分けの前に処分してしまうケースも多いです。

悪臭や害虫が付着していない物については、特殊清掃後に改めて片付け・撤去を行うことになります。

②壁・床などの清掃

現場付近の物を片付けたら、周辺の壁・床などの清掃を行います。ゴミ屋敷の場合には、部屋や家屋全体の壁や床に汚れが染みついているケースも多いです。

壁や床の清掃には、強力な洗剤を用いて、通常の清掃では除去できない汚れまでを除去します。

畳の部屋が現場となった場合には、汚れを除去するのが難しいため、畳の撤去を行います。

③除菌・消臭

全体の片付けや清掃が完了したら、徹底的な除菌・消臭作業を行います。

特殊清掃の現場では、現場となった部屋以外にも悪臭が広がってしまいます。そのため、現場以外の部屋も徹底的に除菌・消臭して、悪臭を徹底的に除去する必要があるのです。

中途半端な作業では、近隣からのクレームを受ける可能性もあるため、十分に注意してください。

④リフォーム

床や壁に体液や血液が染み込んでしまったケースや、薬品やオゾン消臭によっても悪臭を除去できない場合には、床や壁などを張り替えるリフォームが必要です。

リフォームまで必要なケースでは、費用も高額になります。

リフォームについては対応できない業者もありますので、特殊清掃を依頼する際には、リフォームが必要か、必要な場合には対応できるかを確認しておくようにしましょう。

特殊清掃は業者に依頼するのがおすすめ

特殊清掃は、業者に依頼するようにしてください。警察による現場検証が終わったら、できる限り早く業者に依頼することをおすすめします。

特殊清掃が必要な現場を放置すると、悪臭や害虫の被害が広がってしまいます。近隣の方々に迷惑をかけることにもなるため、早めの対応が重要です。

①特殊清掃の費用相場

特殊清掃の費用相場は、部屋の間取りや悪臭や汚れの程度によって大きく異なります。

体液や血液の除去、オゾン脱臭、消毒・除菌などの費用を合わせると、少なくとも10万円程度は必要で、50万円を超えるケースも珍しくはありません。

実際の費用は、現場の状況や業者によって大きな差が出るため、複数の業者で相見積りを取って正確な相場を把握することをおすすめします。

②信頼できる業者の選び方

特殊清掃は、人生において何度も依頼する機会があるものではありません。そのため、相場を把握していない方がほとんどで、それに目をつけた悪徳業者も存在しています。

悪徳業者に依頼してしまうと、高額請求を受けたうえに作業内容も不十分という結果になりかねません。

特殊清掃の作業は少しでも早く依頼したいところですが、悪徳業者に騙されず信頼できる業者を選ぶのも重要です。

特殊清掃業者を選ぶ際には、複数の業者で相見積りを取って、料金だけでなく作業内容も比較するようにしてください。業者によっては、安い金額で見積りしたうえで、作業終了後に追加料金を請求するケースがあります。見積りの作業内容をしっかりと見て、必要な作業の漏れがないかを確認するようにしましょう。

検索エンジンや業者のサイトで、業者の詳しい情報や口コミを確認するのも重要な作業です。情報や口コミが充実していて、実績も豊富な業者を選ぶと安心して作業を任せられるでしょう。

まとめ

特殊清掃の現場は、悪臭や害虫によって過酷な現場となります。個人で作業を進めるのは難しく、信頼できる業者に作業を依頼する必要があります。

MIND株式会社では、特殊清掃のご相談もお受けしています。遺品整理からゴミ屋敷の清掃まで、特殊清掃の前段階の作業も一括で対応できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

追加料金を発生させないお見積りを心がけておりますので、まずは安心安全のお見積りからいかがでしょうか。

\ 24時間受付中 /

\ お急ぎの方はこちら /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

MIND株式会社のアバター MIND株式会社 代表取締役

遺品整理、特殊清掃の際には、ご遺族・ご親族さまの立場に立ち、心に寄り添い、残された品々を丁寧に適切に扱うことを信条としています。

目次