ゴミ屋敷の片付け費用はいくら？相場と内訳を徹底解説

2023-06-01

精神的、衛生的にも健康的な生活を送るために、住環境はとても重要なポイントです。自宅がいわゆるゴミ屋敷状態になってしまうと、生活にさまざまな悪影響を及ぼします。

しかし、一度ゴミ屋敷状態になってしまうと、自分ですべて片付けるのは難しく、「何から手を付けていいのか分からない」と悩んでいる方も少なくありません。そのため、どうしてもゴミ屋敷を解決したいと決意した方は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼すると費用はどれくらいかかるのか、相場や内訳を詳しくご紹介します。

部屋の間取りごとのゴミ屋敷の片付け費用相場

ゴミ屋敷の片付け費用は、部屋の間取りやゴミの量、作業員の人件費などによって変動します。ここでは、一般的な間取りごとのゴミ屋敷の片付け費用相場をご紹介します。

間取り	費用相場
1R・1K（約20平米）	10万円～20万円
1LDK・2DK（約40平米）	20万円～40万円
2LDK・3DK（約60平米）	30万円～60万円
3LDK・4DK（約80平米）	40万円～80万円

ワンルームやワンルームキッチンの場合、ゴミの量が比較的少ないため、費用も抑えられます。ただし、ゴミの種類や処分方法によっては、費用が上がることもあります。

1LDK・2DKで、リビングやダイニング、キッチンがある場合、ゴミの量が増えるため、費用も高くなります。また、家具や家電製品の処分費用も考慮する必要があります。

2LDKや3DKの場合、さらにゴミの量が増えるため、費用も高くなります。家具や家電製品の処分費用も増えるため、相場も上がります。

3LDKや4DKの場合、ゴミの量が最も多いため、費用も最も高くなります。家具や家電製品の処分費用も多くなるため、相場も高くなります。

これらの相場はあくまで目安であり、実際の費用はゴミの量や種類、作業員の人件費などによって変動します。また、業者によっても費用が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

ゴミ屋敷の片付け費用の内訳

ゴミ屋敷の片付け費用は、主に以下の4つのポイントから成り立っています。それぞれの内訳を詳しく見ていきましょう。

作業員の人件費

ゴミ屋敷の片付け費用で、大きな割合を占めるのが人件費と処分費です。

まず、作業員の人件費は、作業時間や人数によって変動します。ゴミ屋敷の片付けは足元に何があるか分からない状態で作業しなければいけず、荷物が崩れてしまい怪我をするなどのリスクがあります。そのため、一般的な不用品回収や遺品整理よりも人件費の計算が高くなるケースもあります。

一般的には、1人につき15,000～25,000円程度がゴミ屋敷清掃の人件費の相場で、作業が複数日にまたがる場合はそれだけ人件費の総額も高くなります。大規模なゴミ屋敷の場合

ゴミ処分費

ゴミ屋敷の片付けには、大量のゴミが発生します。ゴミ処分費は、ゴミの量や種類によって変動しますが、2トントラック1台につき10～15万円前後の処分費がかかると計算しましょう。

人件費とあわせると、2トントラック1台につき15～20万円の費用がかかります。ただし、リサイクルできる（処分費がかからない）荷物の量によっても異なるため、実際の費用は見積もりを依頼して算出してもらいましょう。

清掃費用

ゴミ屋敷の荷物をすべて処分したとしても、床や壁、水回りなどはひどく汚れていることがほとんどです。テレビなどのメディアでも、片付け後の清掃もよくピックアップされているのを見たことがあるかと思います。

不用品回収や遺品整理の費用には、作業後の簡単な清掃が含まれていることも多くあります。しかし、ゴミ屋敷の場合はそれ以上にしっかりと清掃をしなければ、清潔に生活することはまだ難しいケースが少なくありません。

そのため、人件費とゴミの処分費の他にも、清掃費用が発生するケースもあります。

また、ゴミ屋敷の片付け業者ではなく、ハウスクリーニング業者に清掃を依頼した場合も、もちろん別途費用が発生します。

買い取りによる割引

ゴミ屋敷の片付けの際に、不要品の中に買い取り可能なものがある場合、その買い取り額を片付け費用から差し引くことができます。買い取り可能なものは、家電製品や貴金属などがあります。

ただし、それらが家のなかにあったとしても、ゴミの中に埋もれていた場合は状態が悪く買い取りができないことも少なくありません。買取可能な状態の判断は、買取業者（片付け業者）によって異なるため、こちらも見積もり時に相談してください。

以上の内訳を考慮して、ゴミ屋敷の片付け費用を算出します。費用の総額は、作業員の人件費、ゴミ処分費、清掃費用を合計した金額から、買い取りによる割引を差し引いた金額となります。具体的な費用は、業者に見積もりを依頼することで確認できます。

ゴミ屋敷の片付け費用を抑えるためのポイント

ゴミ屋敷の片付け費用は、場合によってはかなり高額になることがあります。しかし、以下のポイントを押さえることで、費用を抑えることが可能です。

自分でできる範囲の片付けを行う

ゴミ屋敷の片付け費用を抑えるためには、まず自分でできる範囲の片付けを行いましょう。作業員の人件費が大きな割合を占めるため、自分で片付けられるものは事前に片付けておくことで、作業時間を短縮し、費用を抑えることができます。

家からゴミを出すのが難しくても、可燃ごみ・不燃ごみ・ペットボトル・古紙など、分別が分かりやすいものを袋に入れておくだけでも費用が安くなる可能性があります。ただし、その分別が正確に行われていなかった場合、袋を明けて再度分別する必要があるため、その場合は費用は変わりませんのでご注意ください。

見積もりを複数社から取得する

ゴミ屋敷の片付け業者は、各社で料金設定が異なるため、複数の業者から見積もりを取り、比較・検討することが重要です。また、見積もり時には、作業内容やゴミ処分費用などの内訳を詳しく確認し、適正な費用であるかどうかを判断しましょう。

不用品を売却する

ゴミ屋敷の片付けの際に、買い取り可能な不用品があれば、それらを売却することで、片付け費用を相殺することができます。買い取りによる割引が適用される業者を選ぶことで、費用を抑えることが可能です。また、自分で不用品を販売することも、費用を抑える方法の一つです。

具体的には、以下のような方法で不用品を売却できます。

オークションサイトやフリマアプリでの販売
リサイクルショップへの持ち込み
地域のフリーマーケットやガレージセールでの販売

これらの方法を活用し、ゴミ屋敷の片付け費用を抑えることができます。ただし、販売には手間がかかることもあるため、自分の時間と労力を考慮して、最適な方法を選びましょう。

ゴミ屋敷の片付けを依頼する業者の選び方

ゴミ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶ際には、以下のポイントを考慮して選ぶことが重要です。

無料の見積もりに対応しているか

ゴミ屋敷の片付け費用は、作業内容やゴミの量によって大きく変わるため、事前に無料の見積もりを取得できる業者を選ぶことがおすすめです。無料の見積もりを提供している業者は、顧客のニーズに応じた柔軟な対応ができることが多いため、安心して依頼できます。

プライバシーに配慮されている

ゴミ屋敷の片付けは、個人の生活や趣味が露呈することがあるため、プライバシーに配慮した業者を選ぶことが大切です。業者のホームページや口コミ情報をチェックし、個人情報の取り扱いや作業員の身元確認が徹底されているかどうかを確認しましょう。

ハウスクリーニングにも対応しているか

荷物の処分を依頼した業者とは別でハウスクリーニング業者に清掃を依頼すると、総額は高くなる傾向にあります。

ゴミ屋敷の片付けだけでなく、ハウスクリーニングも一緒に依頼できる業者を選ぶことで、作業の効率化や費用の削減が期待できます。また、ハウスクリーニングに対応している業者は、清掃技術や衛生管理にも力を入れていることが多いため、安心して任せられます。

ゴミ屋敷の片付け実績があるか

ゴミ屋敷の片付けは、通常の家庭の片付けとは異なる専門性が求められるため、実績のある業者を選ぶことが重要です。業者のホームページや口コミ情報で、ゴミ屋敷の片付け実績や顧客の評価を確認しましょう。

不要品の買取ができるか

ゴミ屋敷の片付けの際には、不要品の買取ができる業者を選ぶことで、費用を抑えることができます。買取が可能な業者は、不要品をリサイクルショップやオークションに出品することで、片付け費用を割引してくれることがあります。ただし、買取価格は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取得して比較検討することがおすすめです。

以上のポイントを考慮して、自分のニーズに合ったゴミ屋敷の片付け業者を選びましょう。適切な業者を選ぶことで、スムーズな片付け作業と費用の節約が期待できます。