母が旅立った。途方に暮れた私は母の暮らした実家の遺品整理を依頼した。

母が倒れたという報せを受け、慌てて病院へ駆けつけると、思いの外元気そうな様子の母がベッドで身体を起こして座っていた。母は亡くなる間際にそんなことを言った。「家がね、なんにも片づいてないんだよ」心配するような、申し訳なさそうな、そんな表情を浮かべる母は、きっと”そのまま”にしてきた家の整理を家族に任せることを案じていたのだろう。そんなやり取りがあって私は母亡き後、実家の遺品を整理することになった…

遺品整理作業

この投稿は、弊社への遺品整理業務のご依頼者様のプライバシーを保護するために、ご依頼の内容を個人が特定できないように物語の形式でお伝えしています。文章自体は創作ですが、ご依頼の背景にある状況は実際の複数のケースを元にしています。

母が倒れたという報せを受け

病室にて…

母が倒れたという報せを受け、慌てて病院へ駆けつけると、思いの外元気そうな様子の母がベッドで身体を起こして座っていた。

「なに? わざわざすっ飛んできたの」

「そりゃ、倒れたなんて聞いたら」

そんな言葉を交わしながら、ホッと胸の緊張が緩んだのをよく覚えている。

それから数ヶ月後、母は家族に看取られて旅立っていった。
末期がんだった。

もっとマメに健康診断を受けるよう言えばよかったとか、もっと気にかけて尋ねに行けばよかったとか、そんな後悔に襲われたが、親族が次々に病室を訪れるのを嬉しそうに迎え入れる母の笑顔に救われた。

「家がね、なんにも片づいてないんだよ」

母は亡くなる間際にそんなことを言った。
心配するような、申し訳なさそうな、そんな表情を浮かべる母は、きっと”そのまま”にしてきた家の整理を家族に任せることを案じていたのだろう。

いつも自分のことよりも家族のことを考えてくれた、母らしいひと言だった。

東京都の遺品整理 作業前
貴重品を探索致します
  • 土地の権利書
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実家にて…

母が一人で暮らした実家に久しぶりに足を踏み入れる。
最後に来たのはいつだったか、記憶が定かではない。

「こりゃ、なかなか大変だ」

思わず独りごちる。
散らかってはいなかったが、モノが多いな、という印象だった。

なにしろ何十年もの間、父と母、そして自分を含む子どもたちが暮らした家だ。
一戸建ての中にはモノだけでなく思い出も詰まっていた。

最初は自分でどうにかできないかと思い、実家の整理の計画を立てようとしたのだが、ものの30分ほどであっけなく断念した。

家具や家電といった大きな家財の処理が面倒極まりないこと、ひとつひとつ要不要の仕分けをする作業が途方もないこと、仕事が忙しく子どもの学校の役員になり平日も休日も時間が無いこと―

考えてみれば、戸建ての遺品整理を自分一人でやろうなんて無謀すぎた。

「業者、か……」

小さく呟く。
遺品整理を業者に頼むことができるのは知っていたが、思い出の詰まった家のモノを片っ端から捨てられるのには抵抗があった。

それでも自分では物理的に無理だと悟り、信頼できる業者を探すことにした。

***

自宅にて…

インターネットで色々調べていると、ふと、『心に寄り添う遺品整理士』という言葉が目に留まった。
MINDという会社で、ホームページを読み込むと人間味あふれる温かさと誠実さ、そしてどことなく滲み出る穏やかさが感じられた。
「お気持ちに寄り添って作業いたします」という言葉とともに「思い出の品や貴重品をお探しします」という言葉が並び、ここなら、と直感した。

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問い合わせ…

勇気をもって問い合わせてみると、受付を担当してくれた方は親切に対応してくれた。

「思い出の品や貴重品を探してくださるとのことですが、捨てていいものかどうかという判断はこちらでできるのでしょうか」

そう尋ねると、柔和な声で「もちろんでございます」と返ってきた。

説明を聞くと、探してほしいものがある場合は事前に聞いてくれて、遺品の整理をしてモノを分別した後には必ず処分していいかどうか確認をとってくれるということだった。

それなら、と見積もりをお願いした。

***

見積もり当日…

実際に母の家にMINDのスタッフがやってきて、家の中を確認しながら見積もりを算出していく。全体、そして部屋ごとの作業の流れの説明を受け、探してほしいものがあるかどうか聞いてくれた。

「探してほしいもの、ですか……」

聞かれてもパッとは思い浮かばなかった。母は結婚指輪をしない人だったから、結婚指輪とか、婚約指輪とか、そういうものだろうか……

「実印や通帳、あとは土地の権利書、保険の証券なんかが多いですね」

スタッフに言われてハッとする。そういえば、そういった重要なものの在処は知らない。助言に感謝しながら、是非探してほしいと頼むと快諾してくれた。

見積もりを受け取り、説明を聞く。

「当日に追加での作業が発生しない限りは、金額が増えることはありませんので、どうぞご安心ください。換金できる不用品がございましたら相殺も可能ですので、お安くなることもございます」

「へぇ、そんなことまでやってくれるんですか」

見積金額でも十分納得がいくものだったが、ここから更に安くなるならば有難い。
丁寧な説明と感じの良さから、依頼することを即決した。

***

作業当日…

作業当日はカラリとよく晴れていた。
母の気遣いだろうか、と空を見上げる。

担当我が家にやってきたMINDの遺品整理士は丁寧に挨拶し、作業の説明と、改めて探すべきものの確認をしてくれた。
テキパキと養生作業をおこない、目の前でどんどん家の中のモノが整理されていく。

「まず大きい家具や家電から確認させていただきますね」

そう言って、ベッド、タンス、テーブル、冷蔵庫、テレビ、洗濯機などを、引き取るか処分するか確認される。売れるかどうかも説明してくれて、売却するものは「後ほどまとめて査定いたします」として査定するところへと分別されていった。

正直、家具家電の中に引き取りたいものは無いと思っていたが、子どものころからずっと置いてあったソファだけは、見た瞬間思い出が次々と蘇り、まだ使えるということで引き取ることにした。

***

重要な書類が見つかる…

「こちら、重要なものになりますのでご確認ください」

そう言って見せられたのは、通帳や保険に関する証券、土地の権利書、実印など、探してほしいと頼んでいたものだった。

「よかった。ちゃんとあったんですね」

思わずほっとしてしまった。
こういった重要な話を母の生前にきちんとしておくべきだった、と思いながらも、こうしてちゃんと見つかり、受け取ることができてよかったと安心した。

「それから、これらは思い出のお品になるかと思いますので、お持ち帰りになるものをお選びください。こちらに分けて置いていただければ、こちらでおまとめします」

差し出されたモノの山を見ると、そこには数々の思い出が宿っていた。
自分が子どもの頃のアルバム、ビデオ、子どもの頃に作った工作や絵、絵本や教科書、両親の結婚式の写真、旅行のお土産、そして結婚指輪に婚約指輪……

できることなら全て持ち帰りたいと思ったが、それでは整理にならないので、とっておくものを厳選する。
形見とも言える品を手に、母と、そして父との思い出に記憶を飛ばす。


着々と作業を進めていく遺品整理士は、感傷に浸るのを決して邪魔せず、しかし静かに寄り添って、敬意をもって実家を片付けてくれた。

***

遺品整理が終わって…

遺品の中から売却できるものの査定をしてもらうと、思っていたよりも高い金額となった。
相殺して見積もり額から値引きしてもらうことにし、費用を安く抑えられた。

浮いたお金で手向けの花でも買うか。
手元に残すことに決めたアルバムを眺めながら、そんなことを考えた。

テキパキと家財を運び出し、がらんどうになった部屋を見ると、どこか切なく寂しいようで、心にぽっかりと穴が開いたようだった。

しかし、その後に丁寧に掃除をしてくれる姿を見て、この家への、そして両親への感謝の気持ちが大きくなっていった。

ありがとう。
安らかに。

そんな思いが、心に開いた穴を静かに温かく埋めていった。

掃除が終わり、綺麗になった部屋を見つめ、不思議と心の中もスッキリと整理されたような気持ちになった。母の思い出を胸に、思い出の品を手に、今後の人生を前向きに歩んでいけるような気がした。

無機質に片づけるだけでなく、対話を通じて遺族に寄り添うMINDの遺品整理士に依頼できてよかった。母が気にしていた家のことも解決できて、もう大丈夫だよ、と空に向かって声をかけた。

***

MINDより

このお話は、ご依頼者さまとのやり取りを元にわかりやすくお伝えするために作成した物語です。

ですが、実は多くのご依頼者さまとの間で本当にあったお話でもあります。
遺品の中から貴重品を探すことも私たちの重要な作業の一つです。また、先日も大量のレコードを買取させて頂きました。
私たちにできることでしたら、どのような事でもお力になれるように頑張ります。
ご自宅の整理、ご実家の片づけなど、お気軽にお声がけください。

MIND 遺品整理担当者

よくあるご依頼

遺品の中から貴重品の探索
一般的に多いのが通帳と実印を探す依頼です。
預貯金は相続のためにも必要になるため、早めに見つけることが安心につながります。

家族写真や思い出の品を残す
写真や日記などは、必ずご遺族様にお渡ししています。
思い出の品と思われるものは処分するものとは別によけています。

骨董品や家電製品の買取
製造から5年以内の家電は買取価格が付く場合があります。
買取金額は、費用と相殺させていただいています。

預金通帳・権利書などの貴重品

通常、ひとつの世帯の生活が行われていたお住まいをすべて空にする場合、大量の不用品と残して置きたい遺品の分別が必要になります。
不用品はトラック数台になることが普通です。

ましてや、何十年も暮らしてこられたご実家では、何十年もの間に増えたいった品々が収納されていることが多いので、片付けるのも数日がかりになることがあります。

ご遺族が遺品を処分されるには、さらに長期間を要します。

これは、残されたものを手に取るごとに思い出が浮かび、手が止まること、処分する気になれないなどの理由からです。

短期間で遺品を整理するのなら、私たち業者をご活用されることをお勧め致します。

 

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