自宅を売却して老人ホームに入居することにした。そんな私に降りかかる人生最大の難題とは…

ひと昔前までは家内と3人の子どもたちの笑い声に包まれていた自慢のマイホームも、今は老いぼれがたった一人で暮らす古びた家となっている。子どもたちは独立してそれぞれの家庭を持っている。妻に先立たれた今、一人で住むには、この広すぎる。子供たちの負担を減らすために老人ホームに入居することを決めた。そんな私に人生で最大の試練が提示された

東京都の遺品整理現場 作業前

この投稿は、弊社への生前整理及び遺品整理業務のご依頼者様のプライバシーを保護するために、ご依頼の内容を個人が特定できないように物語の形式でお伝えしています。文章自体は創作ですが、ご依頼の背景にある状況は実際の複数のケースを元にしています。

家内を亡くして5年が経った。

自慢のマイホームも、今は…

ひと昔前までは家内と3人の子どもたちの笑い声に包まれていた自慢のマイホームも、今は老いぼれがたった一人で暮らす古びた家となっている。

子どもたちは独立してそれぞれの家庭を持っている。
そうだ、一時は子どもたちが孫を連れて帰省し、この広すぎる家を「狭い」と感じたこともあった。5人でちょうど良いと感じていたリビングダイニングに、13人がぎゅうぎゅう詰めになったこともあったっけ。あの頃は、家内が「孫に自慢の手料理を食べさせる!」と気合を入れて台所に立っていた。

一人暮らしにはあまりにも広く大きい住宅

一人の人間が暮らすには、あまりにも広く大きい戸建て住宅。
そしてそこには、ここで確かに家内が暮らしていたという証が残されていた。

独立した子どもたちは、数年かけて自分たちのものを全て引き取っていった。まだ家内が生きていたころに「自分のものはさっさと持っていってくれ」と頼んだのだ。
だから、子どもたちがここで暮らしていたことを匂わせるものは、もう無い。

しかし、家内に癌が見つかり、入院治療を始めるまでに、家内のものを整理する時間の余裕は無かった。家内はあれよあれよと衰弱していき、入院したまま旅立ってしまった。

一人になった私を心配し、子どもたちはちょくちょく我が家を訪れてくれていたが、いよいよ一人だけで生活していくのがしんどくなり、この家を売りに出してホームへ入ろうと決めた。
一応子どもたちにも相談してみたが、3人とも「それがいい」と口をそろえて賛同した。それぞれがマイホームを持っているため、実家を遺されても困ると言っていた。
なんだか少し寂しいような、切ないような、そんな気もしたが、子どもたちのお荷物にもなりたくないし、これはこれで良かったのだろう。

入居先が決まったが…

入居先のホームが決まって安心していたのだが、ひとつ問題があった。
当然といえば当然だが、家財を全て持ち込めないことだ。家の中には家具や家電がしっかりと自分の存在を主張していたし、私のものだけでなく、家内の衣類や日用品も生前のまま残してあった。

これらをそのまま持ち込めないことは勿論分かっていた。
家を引き渡す日までに、どうにか処分して整理しなければならないのだが、これが難航を極めていた。

家具家電は業者に持って行ってもらおうと思っていたが、こまごました私物の整理が思いの外進まない。
特に家内のものは、手に取ると色々な思い出がよみがえってきて、目頭が熱くなり、その場で自分の中に残る鮮やかな記憶に浸ってしまい、作業が止まるのだった。

そもそも、腰が曲がり、腕力もなくなり、体が言うことを聞かなくなっている。
そんな状況で思うように片付けがはかどるわけもなく、途方に暮れた。

子どもたちには頼りたくなかった。
ちょうど孫が受験の時期だったり、子ども自身も仕事が忙しかったりして、声をかけにくかったし、迷惑にはなりたくないと思っていた。

しかし……
この家をどうしたものか……

東京都 八王子市の遺品整理現場 和室 作業前

ゴミ、不用品を回収・処分致します
ご自宅の家財の処分をお手伝い致します

不用品回収業務の詳細はこちらへ


***

娘からの電話…

家の片付け問題が解決せず、時だけが過ぎていく中、娘から電話がかかってきた。

「あ、お父さん? 今度の土日、そっちに子どもたち連れてこうと思ってるんだけど、なんか予定ある?」

「いや、特にないよ。急にどうしたんだ?」

「ケンタの部活の先生の都合で、土曜日休みになったって言うからさ、チャンスと思ったわけ」

こうして、久々に娘一家が遊びに来ることになった。
そこで私は初めてMINDを知ることになる。

娘夫婦とホーム入居の話になり、家の片づけをどうするんだと聞かれたので、なかなか思うように進まないもんだな、と苦笑いしながら言うと、娘が「手伝おうか?」と言い出した。

「いや、いいよ。迷惑かけたくないしな」

断ったが、じゃあ自分でどうにかできるかと言われると、何も言えなかった。

「まぁ、でも私もPTAで忙しいからな~。なんかさ、いっそ業者に頼んじゃったら?」

娘はそう言うと、スマホを操作し始めた。

「ほら、生前整理の業者さんいっぱいあるし、そんなに高くないみたいだし、頼んでみてもいいんじゃない?」

「いや、でもな、こう、なんでもかんでも片っ端から捨てられるのは……」

業者に頼めば楽なのは百も承知だが、家内や家族との大切な思い出が詰まったものをポイポイ捨てられるのには抵抗があった。

ごねる私を尻目に、娘と娘婿は、調べものを始めた。
2人で何やら相談しながら、ああでもない、こうでもない、と言っている。

 

娘と娘婿が見つけた業者…

そして暫く経ち、紹介してきたのが「MIND」だったのだ。

「ここならいいんじゃない?」

そう言って見せられた画面には「気持ちに寄り添って作業します」と書かれていて、遺品整理のページには貴重品や思い出の品を探してくれるという案内もあった。

「ホームに入る前にお願いしても、きっと丁寧に寄り添った作業をしてくれると思うよ。よければ問い合わせてみるけど、話だけしてみたら?」

娘がそう言うので、問い合わせだけなら……と思って承諾したら、あれよあれよと話が進み、見積もりを取りに業者がうちに来ることになってしまった。

若干の不安と緊張を抱えながらも、娘夫婦が付き添ってくれるというので、見積もりを出すためのスタッフを迎え入れたら、思っていたよりもずっと親しみやすく丁寧な人だった。

ただ片付けて、不用品を片っ端から捨てていくのではなく、要るものと要らないものを確認しながら仕分けて、しかも売れるものは売ってくれるというので、かなり安心した。

「それなら見積りよりも安くなる可能性があるということですか?」

そう尋ねてみると

「はい、値段がつきそうな家財も見受けられますので、本日お出しするお見積もりよりもお安くなるかと存じます。また、不用品も回収品も、全て弊社で処理いたしますので、かなり手間が省けるのではないかと……」

と親切に答えてくれた。

このやりとりで信頼できる業者さんだな、と思ったので、依頼することに決めた。

 

***

当日は雨…

依頼日当日は、雨が降ってしまった。
どんよりとした空模様で、業者さんたちも大変だなぁと思ったのだが、そこはプロというもので、バッチリ雨天対策をして臨んでくれた。

スカッと晴れたような明るい声で挨拶してくれて、テキパキと家の中を養生し、ひとつずつ家財の要不要を確認し、売れるか売れないかなどを説明してくれた。
家内の私物もひとつひとつ確認してくれて、色々なことを思い出し、つい昔話をしてしまう私の話にも耳を傾けてくれた。

「これは……もしかして婚約指輪か何かですか?」

そう言って差し出されたのは、私が家内に初めて送ったジュエリーで、婚約指輪だった。
家内は婚約指輪も結婚指輪もつけていなかったので、渡した時か結婚式以来初めて目にしたが、ダイヤモンドの輝きは廃れることなく、眩しいくらいに煌めいていた。

「いやぁ、宝石ってのはいいねぇ。何年経っても変わらなくて。人間は年老いてヨボヨボになっていくから、なんとも辛いもんだよ」

つい、そんなことを口走る。

「お父さんたら」

娘が呆れたように言った。

「人も、家も、時が経てば老いていくものですよね。でも自分は、だからこそ愛着が湧くっていうか。変わらない美しさもあるかもしれませんが、変わっていく美しさとか愛おしさとかもあるのかなぁって。ほら、お子さんが生まれて成長して、お孫さんが生まれて、そういう変化をこの家はずっと見守ってきたって思うと、それもまた素敵ですよね」

MINDのスタッフさんの何気ない返しが、私の胸を突いた。
なんて素敵な考え方なんだろう、と感激してしまった。

この言葉のおかげで、急にこの家が愛おしくてたまらなくなった。と同時に、自分の人生がこれから新しいものに変化しようとしているとも気付かされた。リタイアし、子どもたちが独立し、家内との二人暮らしが始まったのが第二の人生だとしたら、これからは第三の人生が幕を開ける、そう思えた。

いつの間にか雨は止み、空には青空が広がっていた。
私の心を写したような空模様の下で、私は大きく深呼吸した。

***

MINDより

このお話は、ご依頼者さまとのやり取りを元にわかりやすくお伝えするために作成した物語です。

ですが、実は多くのご依頼者さまとの間で本当にあったお話でもあります。

ご自宅を処分して老人ホームにご入居される方からご依頼されることが増えています。

私たちにできることでしたら、どのような事でもお力になれるように頑張ります。
一人暮らしのお子さんのお部屋の片付け、ご自宅の整理、ご実家の片付けなど、お気軽にお声がけください。

MIND 遺品整理担当者

よくあるご依頼

生前整理の片付けと不用品の回収、買取
残すものと不要なものを分別し、不用品は回収します。

骨董品やコレクション、家電製品の買取

製造から5年以内の家電は買取価格が付く場合があります。
買取金額は、費用と相殺させていただいています。

東京都の遺品整理現場 作業前

施設に持ち込める家財には限りがあります…
残念ながら介護施設や老人ホームには持ち込める品物の量に制限があります。それまでお住まいの住宅にあるものを全て持ち込むことはできません。

持ち込むものと処分するものを分別する必要があります。子に残すもの、人にあげるもの、売れるもの、捨てるを選別します。

大量の不用品を処理施設に運搬するなど、ご自身で片付けるのにはハードルが高いと言えます。買取、不用品の回収、捨てるものの処分などお手伝い致します。

そんな場合は、私たちをご活用ください。
まずは、ご相談ください。

東京都 八王子市の遺品整理現場 和室 作業後

お問い合わせ・お見積りのご依頼

ご質問・ご相談・お見積りは無料です
お気軽にご連絡ください

クレジットカードでのお支払いが可能です

0120-100-122

受付時間 8:00 – 20:00

所在地 〒208-0034 東京都武蔵村山市残堀5-58-10

メール trust@tokyo-mind.com

Scroll to Top